ジェンダーレス女子として注目されているモデルで女優の中山咲月さんですが、過去には【ピチレモン】の専属モデルとして活動していました。現在の中山咲月さんしか知らない人にとっては、ピチレモン時代は驚きを覚えるかもしれません。
ジェンダーレスとなったのはいつからなのでしょうか?性別は男性と女性、どちらなのか?彼女の有無は?など、様々な知りたいことが声として上がっているようですので調べてみたいと思います。
中山咲月さんがジェンダーレスとカミングアウトしたエッセイについても調べましたので、まとめたいと思います。
中山咲月のプロフィール
引用元:https://twitter.com/nakayama_stsuk
名前 | 中山咲月(なかやまさつき) |
誕生日 | 1998年9月17日 |
血液型 | O型 |
身長 | 165㎝ |
出身地 | 東京都 |
趣味 | K-POP、アニメ、ドラム、絵を描くこと、ダンス |
特技 | 人にメイクすること |
職業 | モデル、俳優 |
事務所 | テンカラット |
2011年、雑誌【ピチレモン】の【第19回オーディション】でグランプリを受賞し、【ピチレモン】の専属モデルとなります。2014年7月には同誌で初の表紙も務めています。2015年4月号で同誌を卒業。
2012年には、NHK Eテレ【すイエんサー】ですイエんサーガールとして出演し、2013年には同番組の新エンディングテーマ曲【ピカッと!アハッと!体操】の歌唱メンバーに選ばれるなど歌手活動も経験しました。
2017年2月には、【人生が変わる1分間の深イイ話】内の「いま女子が熱狂する女子高生」として特集が組まれました。
そして、翌2018年10月には、ドラマ【中学聖日記】にバーテンダー・青山更紗役で俳優としてデビューを果たします。同年11月には、映画【ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~】に主演。久保昭久という男性の役でした。
2020年12月には、映画【劇場版仮面ライダーゼロワン REAL×TIME】に亡(なき)役で出演するなど、俳優としても本格的に活動しました。
2021年9月には、初のフォトエッセイ集【無性愛】を発表。企画からプロデュースまでを手掛けたそうです。
女性役、男性役ともにこなすマルチな俳優として今後の活躍も大いに期待されています。
ピチレモン時代がかわいい!
現在の中山咲月さんは、どちらかというと男性的なイメージが強いですが、【ピチレモン】時代には可愛らしい女の子でした。
笑顔が可愛くて、ちょっぴりボーイッシュな顔もできるという感じといいましょうか。ピチレモン世代の女子には憧れの存在だったのではないでしょうか。
引用元:https://geinou11.com/79.html
ピチレモン時代といえば、中山咲月さんは12~13歳くらいの頃です。この頃は誰が見ても「女の子」です。
しかし、実はこの頃にはすでに違和感もあったそうです。その違和感に気付き、カミングアウトするまでにはかなり時間が経ちましたが、今の中山咲月さんにとっては、自分の素直な気持ちが伝えられて気がラクになったのではないでしょうか。
性別は男?女?彼女は?
ピチレモン時代は女の子でした…や、職業に「俳優」と書かれているのを読んで、現在の中山咲月さんをよく知らない人にとっては「なんのこと?」と感じる人もいると思います。なので、少し説明させていただきますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/83782227508d9ee0a412f29869b81e60579bbff2
実は、中山咲月さんは「無性愛者」です。無性愛者とは、他者に対する性的な惹かれの欠如、性的な行為への関心や欲求が少ない、または存在しない人のことです。
自身の性別を「男」や「女」というくくりでされることへの違和感があります。いわゆるジェンダーレス(男女の境界をなくそうという思考)なんです。
幼少の頃から、「可愛い格好をしなさい」「女性らしくしなさい」と言われることへの違和感があったようです。
性別は「女性」なので、「ジェンダーレス女子」という言い方をされていますが、おそらくジェンダーレスに「女子」をつける自体、違和感があるかもしれません。
そんな違和感をエッセイでカミングアウトしているんです。中山咲月さんがカミングアウトしようと思ったきっかけは、韓国で女性なのに男性のようなモデル活動をしているKite(カイト)さんを知ったからです。
「自分らしく生きてもいいんだ」と思えるようになり、「自分らしく生きる決意」が出来たそうです。
エッセイの中では・・・
「皆さんに、改めて報告したいことがあります。自分、中山咲月は、トランスジェンダーです。今まで、女性役を演じたこともありますが、女性として認識されることは辛く、性別という枠を超えて俳優業をやらせていただきたいと心に決めました」
とコメントしています。エッセイの発売は2021年9月なので、8月時点ではまだ発売されていません。しかし、エッセイリリースが解禁となり、このことをカミングアウトしていることが分かるとSNSではトレンド入りするほど注目されました。
同じような違和感に悩む人たちからは、「アセクシャルが認知されてほしい」「自分も少しカミングアウトの勇気が出た」「ただ自分らしく生きるって素晴らしいこと」など多くの反響がありました。同じような悩みを抱えている人たちに勇気を与えるカミングアウトとなったんですね。
引用元:https://becomehappyall.com/nakayamasatsuki-6129
現在の容姿からは、どちらかというと男性のようなイメージがある中山咲月さんなので、「性同一性障害なの?」と思われる人もいるかもしれません。
しかし、「トランスジェンダー」と「性同一性障害」は厳密には異なります。詳細は繊細な事柄となりますので、こちらでは書きませんが、中山咲月さんは自身がカミングアウトしているように「トランスジェンダー」です。しいて言うならば、「トランスジェンダー」の中の「Xジェンダー(中性や無性の人)」なのでしょう。
異性に対する性的な行為などへの関心がない「無性愛者」である中山咲月さんですから、現時点で「彼女」と呼ぶ人はいません。「異性」という存在をなくしたいと考えているのですから「彼女」や「彼氏」という言い方はしないのでしょう。
他にも性別が気になる方は☟
中山咲月まとめ
雑誌【ピチレモン】の専属モデルとして芸能界入りした中山咲月さん。
当時は女子小中学生が憧れる「女子モデル」として活動し、女子として仕事をしていました。その笑顔はとても可愛く、生き生きしているようにも見えましたが、実は性別に対する違和感は持ち続けていたようです。
引用元:https://eiga.com/person/313348/
戸籍上の性別は「女性」ですが、彼女は「無性愛者」(他者に対する性的な惹かれの欠如、性的な行為への関心や欲求が少ない、または存在しない人)です。なので、「男性」でも「女性」でもない「ジェンダーレス」の思考の持ち主です。
私たちは、無意識に「女性」や「男性」というくくりをつけて生活していますが、そのくくりに対して違和感がある人も実は少なくないことを彼女のカミングアウトによって改めて考えさせられた気がします。
すべての人が、偏見なく共存できる世の中に近づけるようにと願わずにはいられません。そんな中山咲月さんが選んだ職業がモデルや俳優であるならば、それを応援したいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。